【大寧軒 南禅寺塔頭】茶道・薮内流家元、薮内家所有のお茶用の庭。三柱鳥居がある。

◎茶人による茶人のための庭。
◎三柱鳥居がある。
◎さまざまな燈籠がある。
◎滝からの水が豊富

ゆかりの人物:茶人・藪内紹智
創建:明治時代

大寧軒は庭に特化。そのわけは。

南禅寺塔頭の一つに「大寧院」があった。

大寧院は明治初期の廃仏毀釈によって廃寺となってしまう。
その後、民有地となり茶道・薮内流家元、薮内家が所有するところとなり、11代の藪内紹智が庭を作り大寧軒(だいねいけん)とした。

茶道流派 概略

参考資料:武井宗道氏note https://note.com/sototakei/n/ne295ed37b7f5

茶道の客人を楽しませるためのしかけがいくつも

通常は非公開、特別公開をまつ。

狭い入口


玄関が狭いことでその先の展開に期待が高まる。

茶室

「環翠庵」
三畳より少し小さめの広さ。

自然石を利用した手水鉢

池と滝


豊かな流れが池に注ぎ込む。

滝は3m上から落ちる。
水は琵琶湖疎水から引かれている。

燈籠

春日型、雪見型、織部型などの燈籠が置かれている。

三柱鳥居

足元中央からも水が湧き出ている

三柱鳥居は3方向から拝めるようになっている鳥居。
太秦にある蚕ノ社〔木嶋座天照御魂神社(このしまにますあまてるみたまじんじゃ)〕にあるものが有名。

蚕ノ社 三柱鳥居


大寧軒の三柱鳥居は蚕ノ社を模したものといわれる。


宗派

臨済宗

日本のおもな宗派

密教系 天台宗
真言宗
浄土宗系 浄土宗
浄土真宗
日蓮宗
禅宗系 臨済宗
曹洞宗
黄檗宗

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