◎枯山水庭園と池泉回遊式庭園の二つのタイプの庭園をみることができる。
◎南禅寺を創建した住職大明国師を祀る寺。
◎細川幽斎が再建。
◎横井小楠の墓がある。
ゆかりの人物:大明国師(南禅寺を創建)、細川幽斎
創建:南北朝時代
よく見るこの写真は、天授庵玄関から書院を通して庭をみたところ。
天授庵は南禅寺を開山した大明国師を祀る寺
天授庵は南禅寺の塔頭(南禅寺内の寺)。
南禅寺は亀山法皇と東福寺住職の大明国師によって創建された。
大明国師の没後(1291年)、南禅寺15代住職が大明国師を祀ろうと建立したのが天授庵(1337年)。
天授庵も南禅寺と同様、火災や応仁の乱で荒廃した。
それを復興したのが南禅寺住職の知友、細川幽斎(1602年)。
細川幽斎は戦国大名であり歌人。
息子は細川忠興でその夫人は細川ガラシャ。
ガラシャが石田三成に囲まれ悲劇の死を迎えたのが1600年なので、その2年後ということになる。
天授庵の庭園
天授庵は枯山水の庭と池泉回遊式の庭の両方を見ることができる。
【枯山水】本堂前庭(本堂東庭)「淵黙庭」
本堂廊下から見る
【池泉回遊式庭園】書院南庭
天授庵の創建時期(南北朝時代)に作庭。
変化に富み、ちょっとしたハイキング風に歩いて楽しい庭。
狭い門をくぐる。
向こうに書院が見えてくる。
書院の向かって左側に池が拡がる。
「離れ落ちの滝」。崖から離れたところを水が落ちるのでそういわれる。細く力強い。
燈籠
手水鉢
重要文化財
木造大明国師像
紙本墨画淡彩聖一国師(円爾)像
絹本著色細川幽斎像・幽斎夫人像
方丈障壁画32面
ほか。
京都市指定有形文化財
方丈
山門
宗派
臨済宗
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